皆さんはゼラチンシルバープリントを見た事がありますか?
写真展等に行かないとなかなか見る事がないですよね。
デジタルのカラー写真を photoshopでモノクロ写真にする事は簡単にできます。
デジタル写真をモノクロにして楽しんでいる方も多いでしょう。
しかし、フィルムによるモノクロ写真を見た事がある方は、何かが違うと思うのではないでしょうか。
そう、デジタル写真によるモノクロは”綺麗”すぎるのです。
なんだかのっぺりした写真に見えるのです。
フィルムによるモノクロ写真は、光に反応して黒くなった銀を定着させたものです。
つまり、一粒一粒の銀の粒子が集まり写真になっているのです。
この粒子感がモノクロ写真の質感を生み出します。
デジタル写真よるモノクロ写真を1ランク上のクオリティにするには、
この粒子感をデジタルで再現する必要があります。
そて、その方法は「ノイズを加える」です。
【フィルタ→ノイズ→ノイズを加える】
分布方法は『ガウスに分布』左下のグレースケールにチェックを入れましょう。
量は3〜8%くらいで、プレビューをみながら調整してください^^
簡単すぎて拍子抜けしてしまったかもしれませんが、
これをするだけでモノクロ写真の雰囲気が変わってきます。
比べてみると全然違いますよね。
でも、実はこれだけでは「粒子感の再現」としてまだ足りない部分があるのです。
それはまた次回ご説明します。
pnotoshopテクニック|#007 モノクロの色調を変えよう!
pnotoshopテクニック|#004 モノクロの粒子感[02]